現在、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関わりが問題になる中、カルト団体について注目されています。
この記事で書かれている内容
どういった人が狙われる?
まず、真面目そうな学生ほどターゲットにされます。
高校や地元から離れ、新しい地で居場所を見つけていない、そんな新入生が危険とされます。
人とのつながりを求め、サークルに入ったりすると思いますが、そこから勧誘につながることもあります。
課外活動団体を隠れみのに活動
以前の手口だと、同じサークルの知り合いからイベントに誘われて、そこから徐々に自分たちの思惑通りに事を進めていくのです。
しかし、最初のうちはとても爽やかなイメージを持ちます。ボランティアで花を植えたり、SDGsの活動をしたり。市から表彰してもらったりなど。良い活動にしか見えません。
なので、勧誘の仕方を知っておくだけで違和感を覚えた時、予知できるかもしれません。
ただ、近年ではSNSを使った、新たな勧誘方法もあるので、使い方にはより注意が必要です。
大学でも対策を
大阪大学では、2006年から新入生に履修を義務づけている「大学生活環境論」の講義で、カルトの特徴、被害事例、勧誘の手口、などによる注意点を伝授するなど、対策を練っています。
カルトの特徴は?
日本脱カルト協会によると、カルトの特徴は、
①メンバーの私生活を奪う
②集団活動に埋没させる
③メンバー・外部からの批判を封じる
④組織やリーダーへの絶対服従を強いる
といった点になります。
学生はカルトから守るために、どのような措置や姿勢が必要?
社会の厳しさを知らない学生たちは、物事を判断する常識に欠けていることの自覚と、または講演などによる事実の周知が必要だと思います。
学生に自分で考えさせることが大事なのです。
まとめ
大学生活は不安も多いですよね。
親元を離れてはじめて1人暮らしをする人や、就活の心配、新しい環境への不安や緊張もあるでしょう。
そのように心が不安定な時に声をかけて助けてくれたり、自分が今まで見たことないような考えを指示してくれる人がいたら、心が揺れ動くのも無理ないです。
不安や心配が軽減されて、少しでも尊敬を感じてしまったら、今まで培ってきた自分の価値観や道徳が間違っていた感覚にすらなります。
大学生に限らず、人間だれでも上手くいかないときや将来に不安を感じることはあります。
その心のスキマをつかれる可能性があることは私も、あなたも自覚しておく必要があります。
大事な決断の時には、即決せずに一旦グッとこらえて、逆方向を向いてみましょう。
本当に自分にとって正しいか再確認しましょう。