任期満了に伴う沖縄県知事選は11日投開票され、無所属の現職、玉城デニー氏(62)が、大差をつけての初当選を果たしました。
この記事で書かれている内容
争点は?
選挙戦では、米軍普天間基地の移転問題や、新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受けた経済の再生などを拠点に激戦が繰り広げられました。
〇玉城デニー氏
米軍普天間飛行場の移設問題:辺野古移設「反対」、普天間の閉鎖、撤去
新型コロナウイルス:事業継続や雇用維持を支援
子どもの貧困対策:学校給食の無償化、給付型奨学金を広げる
〇下地幹郎氏(元衆議院議員)
米軍普天間飛行場の移設問題:米軍訓練の県外移転、普天間軍民共用化。軟弱地盤の埋め立て中止
新型コロナウイルス:全県民に無料PCR検査
子どもの貧困対策:大学・専門学校まで授業料無料化
〇佐喜真淳氏(宣湾野市長)
米軍普天間飛行場の移設問題:辺野古移設「容認」、2030年までに普天間基地変換
新型コロナウイルス:観光産業などに1000億円支援
子どもの貧困対策:給食費、保育費、子ども医療費の無償化
敗因は?
辺野古移設「反対」を訴えたことが評価されたのではないかと。
佐喜氏の旧統一教会イベント参加、内閣支持率の低下で保守票が分散したことが玉城氏の当選の追い風になったのではないでしょうか。
玉城氏には、状況を俯瞰して見て、問題の根本を見据え、県民意識の底上げを図ってくれるようなリーダーを期待したいですね。